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【獣医師が解説】猫の顎の黒いぶつぶつ”猫ニキビ”の原因・予防法・治療法

最終更新: 7月8日



不機嫌な猫


猫ちゃんにも実は、ニキビが出来るんです。顎を撫でていると、黒いボツボツしたもの見たことありませんか?そんな顎の下に出来た猫ニキビの原因は何?予防法はどうすればいいの?治療法はあるの?そんな猫大好きな飼い主さんの疑問を解決!



猫の顎下や唇まわりに黒いぶつぶつが!猫ニキビかも?





猫ニキビが出来る原因?



猫ニキビは痤瘡(ざそう)とも言われており、顎や唇の周りに出来やすい皮膚疾患の一つです。原因は毛穴・分泌腺に余分な皮脂がつまり、炎症を起こしてしまうことです。猫にとって毛繕いはとても重要な行動の一つで、体を常にキレイにする役目があります。しかし、顎や唇周りは自分でお手入れするのが大変難しいので、知らないうちに、皮脂が詰まることで猫ニキビを起こしてしまいます。その他には、不衛生な食器、ストレス、アレルギーなどが関与しているとも言われています。




〜猫にきびって移るの?多頭飼育しているんだけど・・・〜

猫ニキビは他の猫に感染することはありません。人間にもうつりませんので心配要りません。


〜子猫にも猫ニキビって出来るの?〜

猫ニキビは子猫には少ない皮膚疾患の一つです。思春期に多い人間のニキビみたいに年齢には関係ありません。


〜猫ニキビって顎以外にも出来るの?〜

猫が毛づくろいが出来にくい場所に猫ニキビは出来ますので、基本的には顎多く、そのほかでは皮脂分泌が多い場所にも出来ることはありますが、可能性はあまりありません。



目を見開いた猫



猫ニキビの予防法はあるの?


猫ニキビは命に関わるような皮膚疾患ではありませんので、お家での日頃のケアがものすごく大事になってきます。原因にありますように、猫は自分で口周りをグルーミングすることが難しいため、常に顎や唇まわりを清潔にしてあげることです。



寝そべってる猫



猫ニキビの治療法は?動物病院に行った方がいいの?


軽度であればお家で治療することが可能です。軽度とは、黒いぶつぶつのみで猫に不快感がない状態です。まずは、顎の部分に黒いぶつぶつを見つけたら、優しく拭き取ってあげることです。温かい濡れガーゼやコットンなどで優しく皮脂や汚れを取り除いてあげます。擦らずにやることが大事で、擦ってしまうと、化膿する原因にもなりますので気をつけましょう。傷があったり、膿が出ている中度から重度の場合は動物病院に行きましょう。





〜中度から重度の場合、動物病院ではどう治療するの?〜

症状に合わせて治療しますが、基本は薬用シャンプーにて局所的に洗います。化膿している場合は細菌感染ですので、消毒剤(クロルヘキシジン)を使って消毒したり、抗生物質の塗り薬、重度の場合は抗生物質の内服薬も処方することもあります。






猫ニキビかも?と思った方は、まずは症状がどの程度かしっかりと把握をし、適切な処置を行ってください。

心配な場合は早めに動物病院に行って対応するのがベストでしょう!

たかが、猫ニキビ、されど、猫ニキビですので

日頃の猫ちゃんとのスキンシップと共に、顎のチェックもして上げてくださいね。

1度猫ニキビを発症した子は体質で繰り返すこともあります。1度治って も気を抜かず、定期的にチェックして重症化を防ぎましょう。



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