• いまい動物病院

【獣医師が解説】SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に関して


SFTS マダニ対策

SFTSウイルスというウイルスを保有しているマダニに噛まれると感染する病気がSFTSです

人間と犬・猫が感染する人獣共通感染症の1つです


SFTSは中国・韓国・日本で報告されており、日本では特に西日本を中心に発生しています

最近では西日本のみならず、東日本でも徐々にSFTSウイルスを持ったマダニが報告されています






                           山口県感染症保護センターより






また、飼い猫や飼い犬の血液や糞便中からもSFTSウイルスが検出されたこともあり、獣医領域では非常に問題になりつつあります


発症動物から飼い主や我々獣医療関係者(獣医師や動物看護師など)にも感染する事があり、大変気をつければいけない感染症の1つでもあります


獣医師と動物看護師がネコからSFTSに感染!





SFTSの症状


  • 元気、食欲消失

  • 発熱(39度以上)

  • 黄疸

  • 嘔吐

  • 下痢


人と猫の症状は同様であると考えられていて、猫では黄疸症状が多い事、下痢が少ないということも国立感染症研究所の研究で分かっています



SFTSとマダニ


マダニにも様々な種類がおり、現在SFTSウイルスを保有していると報告されているものでは


  1. フタトゲチマダニ

  2. ヒゲナガチマダニ

  3. オオトゲチマダニ

  4. キチマダニ

  5. タカサゴキララマダニ


が確認されています


マダニの活動時期は春から秋にかけて多くの発生が認められているので、これからの季節は特に注意しなければなりません


マダニが噛むことによって、感染すると言われています



                               国立感染研究所より



SFTS対策


もちろんみなさまがこれからの季節にハイキングやお散歩などでマダニの生息場所を歩くときは注意しなければなりませんが、犬や猫に対してもマダニ対策を行わなければなりません


マダニは月に1回のスポットタイプの薬で予防できます。


普通のノミやダニと違いますので、マダニに効果のあるお薬を使用してください!


当院ではマダニ予防にはレボリューションプラス を処方しています

*通常のレボリューションではマダニには効果はありませんので注意してください



                                   Zoetisより



  • フィラリア予防

  • 回虫・鉤虫の駆除

  • 疥癬(かいせん)

  • ミミヒゼンダニ

  • マダニ


と他の寄生虫に関しても予防・駆除できますので、一石二鳥です!


これからの季節フィラリア予防も始まりますので、レボリューションプラスはマダニ対策と共にとても便利な予防薬です