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犬・猫のワクチンの新たなガイドラインを徹底解説

最終更新: 1月11日


猫 ワクチン


今日はワクチンに関してお話をしようと思っております。ワンちゃん猫ちゃんを飼っている方には身近な話題だと思います。獣医療というのは本当に毎日進歩していて、ワクチン1つとっても新しい情報が常に研究されアップデートされていきます。その中でも、獣医師としてみなさんに少しでも情報を共有して、新しい情報を広めていければと思っています。



トピック

  • ⑴ワクチンの種類

  • ⑵WASAVAのワクチネーションガイドライン

  • ⑶注意事項

  • ⑷レプトスピラは打つべき?

  • ⑸ワクチン証明書必要だよね?

  • ⑹シェルターの子たちのワクチン

  • ⑺WASAVAのワクチンプログラムのURL


⑴ワクチンの種類


まずはワクチンには

コアワクチン(状況にかかわらずすべての犬猫に打つべきもの)

犬:犬ジステンパー・犬アデノ・犬パルボ2型ウイルス

猫:猫汎白血球減少症・猫カリシ・猫ヘルペス1型ウイルス

ノンコアワクチン(地理的要因、その地域の環境、要因に応じ特定の感染症のリスクがある動物にのみに必要なもの)

レプトスピラなど

の2つがあります。



⑵WASAVAのワクチネーションガイドライン


そんな中で世界小動物獣医師会(WSAVA)はワクチネーションガイドラインを作りました。序文でこのように書いてあります。

「ワクチンはむやみに接種すべきではない。コアワクチンは、子犬および子猫の初年度接種シリーズが完了し、12 ヵ月後に追加接種(ブースター)を終えたら、3 年毎よりも短い間隔で接種すべきではない。なぜなら、免疫持続期間(duration of immunity, DOI)は何年にもわたり、最長では終生持続することもあるためである。」

今でも飼い主さんの中や一部獣医師の中ではワクチンは1年に1回打つものという常識があるのではないでしょうか。このガイドラインが日本語として発行されてだいぶ獣医師にもこの常識は広がってきました。しかしながら飼い主さんには知られていないのが現状です。



⑶注意事項

しかしながら、注意してほしいことがあります!

・子猫子犬の時には初年度接種シリーズ(16週以降に必ず1度打つこと)

・その1年後に1歳の子はブースター注射をすること

・コアワクチンは3年よりも短い間隔で接種すべきでない

この3点です。要はノンコアワクチンは毎年変わらず打たなければいけないことと、コアワクチンにも3年以内で抗体価が下がってしまう子もいるということです。そのために抗体価検査があります。これは毎年病院ですることをおすすめします。


レプトスピラは打つべき?

ノンコアワクチンですが、キャンプや川遊びなど水辺に行く方や山に行く方にはレプトスピラのワクチン注射を打つことはおすすめします。レプトスピラは人間にも罹る人獣共通感染症なんです。ですので、レプトスピラのワクチンが必要なワンちゃんは1年ごとに打つべきということも覚えておいてください(ここがコアワクチンとの違い)



⑸ワクチン証明書必要だよね?

しか~し・・・・・・・

残念ながら日本のペットホテル、トリミング、ドッグランなどワンちゃんや猫ちゃんが行くところにはその年のワクチン証明書が必要ですよね・・・

結局、毎年打たなきゃ・・・

これをいわゆる獣医さん以外の動物関係者が知ってもらうことで、ペットホテルなどもルールが変わり、僕たちもこのガイドラインに則ったワクチンが打てるのです。

早く広まらないかな・・・


⑹シェルターの子たちのワクチン

またこのワクチネーションプログラムの素敵なところは、

シェルターにおけるワクチンガイドラインというのがあるんです。きちんと飼い主のいる猫ちゃんやわんちゃんとは分けてワクチンプログラムを考えているということ。しかしながら、基本的には考え方は一緒なんですけどね。

でも、猫ちゃんの場合、シェルターにいる子で4週の子だとワクチンを打つべきという明記がされているんです。

飼い主のいる猫ちゃんの場合は8~9週齢が1stワクチンにしましょうと書かれています。

早くに打つこと(4週齢)で集団感染を減らそうという考え方なんですね。

ぜひ、シェルターに関係している方、このお話を知っておくと、猫風邪の感染を減らすことにつながるのではないでしょうか。

⑺WASAVAのワクチンプログラムのURL

みなさんもこのワクチンプログラムぜひ読んでみてください。

まとめ

今日はワクチンに関してのお話でした。徐々に新しいワクチンプログラムが日本でも浸透してきてますので、ぜひ動物病院に行く際にはこのお話聞いてみてくださいね。



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